学生時代は建築家志望で、建築設計を学んでいました。就活時、指導講師の紹介で礎コラムの内装工事を見学に行ったのですが、そこで施工管理を担当していた女性のテキパキと働く姿があまりにもかっこよくて、「私はこっちだ! 現場で働きたい」と強く思い方向転換しました。
入社後すぐにCADの研修を受け、設計部で平面図を作図しました。3ヶ月後に制作1部の配属となり、高層タワーに入るオフィスの内装工事を担当することになったのですが、そこは自分が初めて図面を作図した現場でした。
忙しい時は100人もの職人さんが作業する規模の大きい現場で、私が担当したのはそのなかの細かい納まりの部分だけでしたが、実際に現場で見てみると作図していたイメージと違い、図面通りでは施工できない箇所もありました。
職人さんたちに説明するのも難しく「もっと図面を読み込む力をつけていきたい」と痛感させられました。
施工管理者に求められるスキルはたくさんありますが、なかでも「観察力」「対応力」「コミュニケーション力」は重要だと感じています。たとえば巡回しながら、作業している職人さんの周りに開口部や段差があるとき、障害物があるときなどは事故が起きないように注意喚起します。
もちろん職人さんたちもわかっていることですが、互いに声を掛け合って、「安全第一」の空気を共有することが大切だと思っています。
現場では予測できない変更や状況なども多く発生しますが、その都度、解決策を見つけて臨機応変・柔軟に対応し、安全に工事を進めることが私たちの仕事です。
そのために、挨拶や作業中の声がけをして作業確認をするなど、コミュニケーションを密にとって現場状況を共有するよう心かげています。
工事がすべて終わって、完成した現場を見た瞬間がいちばんやりがいを感じます。新規入居工事の場合は、何もないまっさらな空間だったところに、天井、壁、床を施工し、仕上げを行い、完成へ近づいて行くにつれ日々達成感がありますし、施工中の細かな納まりや調整が完成したときは、胸がいっぱいになります。
同時に「あのときこうすればもっとスムーズに進められた」など、毎回反省点があるので「よし、がんばろう」と次へのスイッチが入ります。
今現在、私がひとりで担当するのは安全管理の部分だけで、他は上司や先輩と相談しながに行っていますが、これから経験を積み、不足した知識やスキルを身につけて、工程・品質・予算の管理も一通りできるようになるというのが目下の目標です。